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物質・デバイス領域共同研究拠点

新着情報

【1/20】2016 多元研生命有機・物理化学セミナー04:鳥取大学 松浦教授講演会(東北大学多元研)

2017.01.20 イベント

主催:分子ロボティクス研究会・多元物質科学研究所(IMRAM)
共催:物質 デバイス領域共同研究拠点、
   人・環境と物質をつなぐイノベーション創出ダイナミック・アライアンス 他

日時:2017年1月20日(金)15時30分~16時30分頃
場所:東北大学多元物質科学研究所 事務棟2階 大会議室

題目:分子設計ペプチドによる人工ウイルスキャプシドと走光性リポソームの創製
講師:松浦和則教授(鳥取大学大学院 工学研究科)

概要:
 球状ウイルスやクラスリンのような自然界のタンパク質ナノ集合体は、三回対称性のユニットが規則的に自己集合することにより、その骨格構造を形成している。我々は、三回対称性のβ-シート形成ペプチドコンジュゲートを設計・合成し、それが水中で自己集合することで、ウイルスサイズ(20 nm)の球状集合体を構築することに成功した。
 さらに、天然のトマトブッシースタントウイルス(TBSV)のキャプシドの内部骨格モチーフであるβ-Annulus構造を構成する24残基ペプチドを合成し、そのペプチド単独で水中で自己集合することで、TBSVキャプシドと同等の30-50 nmのナノカプセル(人工ウイルスキャプシド)を選択的に形成することを見出した。この人工ウイルスキャプシドへのタンパク質・DNA・ナノ粒子の内包や、金ナノ粒子やタンパク質により「着せ替えた」合成ウイルスキャプシドの創製にも成功している。
 また我々は、DNAとβ-シート形成ペプチドを光応答性アミノ酸で連結したコンジュゲートを合成し、DNAハイブリダイゼーションにより時空間制御された光誘起ペプチド繊維成長システムを構築した。これをリポソーム上に実装し、走光性を有する人工リポソームの創製にも成功している。

連絡先:
東北大学 多元物質科学研究所 和田健彦
TEL: 022-217-5608;FAX: 022-217-5609
E-Mail: hiko*tagen.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
〒980-8577 仙台 市青葉区片平2-1-1 多元研東研究棟1号棟(旧称 反応棟1号館)4階404