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【10/9】日本原子力研究開発機構 青木裕之先生講演会(東北大学多元研)

2018.09.26 イベント

日時:2018年10月9日(火)14:00−15:30
場所:東北大学 片平キャンパス 多元物質科学研究所 科学計測研究棟S棟(西1号館)セミナー室
参加費:無料
主催:東北大学 多元物質科学研究所

講演題目:超解像法で見る単一高分子鎖の振る舞い
講演者:青木裕之 先生
所属:日本原子力研究開発機構・研究副主幹 高エネルギー加速器研究機構・特別准教授

講演趣旨: 高分子は巨大な鎖状分子であるため一つの分子が非常に大きな内部自由度を有しており、様々なコンホメーションをとるとともに、その分子運動性も広い時間スケールに及んでいる。このことは高分子材料が他の材料にはない特有の物性を発現する起源となっており、そのため高分子鎖がいかなるコンホメーションをとっているのか、さらにこれがどのように時間的に変化するのかを考えることは、高分子材料の物性を研究する上で最も基礎的な問題の一つである。近年の電子顕微鏡や原子間力顕微鏡の発展は目を見張るものがあり、原子・分子分解能での顕微鏡観察が行えるようになっている。しかし、バルク材料中の高分子鎖一本のコンホメーションを直接観察することは非常に困難であるのが現状である。本講演においては光を用いながら回折限界を超えるナノメートルスケールの空間分解能を達成する超解像光学顕微鏡の高分子構造解析への応用について取り扱う。超解像顕微鏡の原理とともに、これを利用した単一高分子鎖のコンホメーション解析について述べる。また、単一高分子鎖の直接評価によって明らかとなった薄膜中の高分子鎖の状態や、外部応力によるコンホメーション変化に関する研究についても紹介する。